第16回 飯縄山 戸隠山大会 レポート

大会主宰

坂口三郎

来賓

長野市長

加藤久雄

総務部長

荻原茂行

実行委員長

松田美宏

来賓

岳連最高顧問

若林健太

戸隠山2班SL

岡沢 隆

大会隊長

大蔵喜福

来賓

長野岳連顧問

小松 裕

戸隠山3班SL

堀内宏道

大会顧問

中嶋 豊

来賓

戸隠観光協会長

極意憲雄

戸隠山3班

松木 靖

戸隠山主班長

佐々木常念

山口県山岳連盟

武永計介

戸隠山3班

吉原健二

戸隠山3班長

吉本照久

大分県山岳連盟

首藤宏史

飯縄山2班長

石川祥子

トレッキング講師

門田美代子

三重県山岳連盟

大川吉崇

飯縄山3班長

小池まさみ

東京都山岳連盟

澁澤由紀子

賑やかし隊長

宮坂浪子

香川県山岳連盟

柴崎光子

事務局会計

清水静代

茨城県山岳連盟

白石忠男

芸能部

神谷ありこ

大会事務局長

矢沢裕子


[レポート1]

・[レポート2]

・[レポート3]



第16回SMF飯綱山・戸隠山大会


長野県山岳連盟理事長

大会総務部長・総班長

荻原 茂行

 今年の信州の梅雨明けは6月末で、早すぎる梅雨明けに"異常気象かな?"と驚いていたところ、7月上旬には西日本を中心に各地で豪雨災害が発生し、被害の報道をニュースや新聞で見るたびに、参加者の皆様の安否を心配しておりました。大会初日にお元気な皆様とお会いでき、たいへん嬉しく思いました。被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

2日目は戸隠山へ。百間長屋から上部は鎖場の連続となるため、そこでハーネス、ヘルメットを装着。佐々木主班長、ラマ2班長、吉本3班長、大蔵隊長のサポートのもと、鎖場では滑落防止のため、ヴィラ・フェラータを使用し、安全を確保して登りました。八方睨み手前の蟻の塔渡り、剣の刃渡りが今回のヤマ場。蟻の塔渡りは幅が50cmに満たない、両側が切れ落ちたナイフリッジです。我々はナイフリッジの右側にある鎖場を上記のとおり安全を確保して通過しましたが、2班の山口組の一部組員面々の事前の強いご希望で、稜線上にラマさんが張ったロープを利用し通過。

みなさんの通過後に、大蔵隊長が平然とナイフリッジをスタスタと歩いているのには驚きました。八方睨みで小休止後、戸隠頂上を往復。昼食をとったあと下山を開始。下山も気が抜けませんでしたが、事故もなく、戸隠奥社まで下ってくると、無線から1班は登山口に到着したとのこと。鎖場の通過で渋滞が発生、予想外に時間がかかり、隊が伸びてしまいましたが、登山口に到着すると先発の1班、2班の皆さんに待っていていただき、ありがたく思いました。

3日目は戸隠地質化石博物館の田辺さんの案内で、荒倉山の自然観察と博物館での説明を受け、地元の自然についての認識を改めることができました。

今回は滑落の危険がある箇所では班長さんたちが安全対策を取ったうえで、参加者の皆さんも慎重に行動していただいたことで、事故がなく無事下山できたことと考えています。参加者の協力なくしては大会も成功できないことを強く感じました。戸隠登山ガイド組合の吉本様、佐々木様にも大変お世話になりました。ありがとうございました。

宿泊先が3箇所に分かれたため、事務局側のおもてなしが満足にできない場面もあり、ご迷惑ご心配をおかけしました。改めてお詫び申し上げます。

来年もまた皆様と元気にお会いできることを楽しみにしております。

 


坂口登山フェスティバルに参加して


戸隠山 2班 SL

ハイキングクラブ山睦

岡沢 隆

 こんな大規模な登山会に初めて参加させていただきました。私は15日戸隠山登山からの参加で戸隠山コース2班のSLと聞かされていて、些か不安でしたものの、一番好きな山を登れるワクワク感で眠れなかったのか、飲みすぎたのか… 集合時間ギリギリで奥社入口に到着! メンバーを見て一安心!1班にガイドの佐々木さん、山仲間の宏道くん、2班にラマちゃん、3班にガイドの吉本さん、アンカーに荻原さんや、大蔵隊長、不安から楽しみに変わりました。しかし、普段登り慣れている山だからこそ、危険な山ということは重々承知しています。

いつもご指導頂く松田顧問の今回のサジェスチョンで、気を引き締めて登らせていただきました。私は2班の最後尾、ラマちゃんの確保のはずですが、ラマちゃんは一人でザイルを張り、私は見ているだけでした。前を歩くのが山口県から参加の、武永組長率いる美女……3人! 饒舌な武永組長のおかげで、終始笑いながら楽しく登る事ができました。

厳しい山だけに、後半はみなさん疲労が隠せないようでしたが、下り終わった時には達成感のせいか笑顔が溢れ、「怖かったけど楽しかった」「良い山だった」という声を聞き、私まで嬉しく思いました。登山後の懇親会、宿へ帰ってからの2次会は、すごく盛り上がり、大先輩の方々ともお話ができ、すごく貴重で楽しい時間をすごさせて頂きました。

2日目は軽いハイキングと博物館見学。その後アゼィリアに戻ってからの「お別れ会」で終了。とても心に残る楽しい登山フェスティバルでした。また、是非参加させていただきたいと思います。このような素敵な企画、運営してくださった事務局の方々、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 


第16回 坂口記念フェスティバル


戸隠山 3班 SL

 ハイキングクラブ山睦

堀内 宏道

 6回目の参加にして、ついに晴れました!嬉しい!! 嬉しいが、とても暑かった!!!

メインの「戸隠山」は毎年1〜2回は登っているし、今回はガイドの佐々木さん、吉本さんを始め、大蔵隊長や、ラマさん、荻さん、岡沢くんと、各班のサポート体制は万全と思える心強い登山となりました。

2・3班員は鎖場に慣れていないのか、若干苦労している様子でしたが、岡沢くんのアドバイス&サポートなどもあり問題無く進めたと思います。

蟻の塔渡りに着いた頃から少々ガスが出てしまい、参加者の皆さんに十分にスリルを楽しんでいただけなかった事は残念です。

八方睨み・頂上からは、高妻山や日本アルプスが見渡せる素晴らしい展望でした。

鎖場に慣れていない方は、上り以上に下りに苦戦されていましたが、全員ケガも無く下山できてよかったです。

二日目の荒倉山も講師の田辺さんの話がとても面白く、あっと言う間の2時間でした。鬼女紅葉の伝説や飯縄山の成り立ちなど大変興味深かったです。ただ、天候に問題なく、メンバーも揃っていて、時間的にも余裕があると思うのですが、どうしてメインである竜光山に行かなかったのか不思議な思いでした。それでも二日間素晴らしい天気だったこともあり、過去参加したフェスティバルの中で一番楽しめた登山になりました。

参加者の皆さん、スタッフ・ガイドのみなさん、ありがとうございました。

 


16回坂口フェスに参加して


長野緑風クラブ

唐松岳3班

松木 靖

 蟻の塔渡りに行く良い日が来た。メンバー大蔵隊長、ラマさん、戸隠の吉本さん、佐々木さんetc、

我がグループも、荻原リーダー、岡沢君、堀内君など多くの名サポーターが付く、隊員は山口が十数名と、各県からも集まり、まるでマッキンリーの登山隊みたいだ。

 


SMF 3回目


戸隠山 3班

長野緑風クラブ

吉原 健二

 SMFに合流出来たのは、丁度レセプションから。浪子さん率いる「SMFにぎやかし隊」が会場を笑いの渦へいざなう。ありこさんの歌声で更に盛り上げてフィナーレ。

 「ペンションピオレ」へ移動。錚々たる酒豪達とピオレオーナーの吉本さん交えて談笑に花が咲いた。また、武永さん率いる山口組のご機嫌伺いに「戸隠小舎」へ。カモシカ同人隊がダウラギリT峰登頂に掲げた"日の丸"がそこに。率いた隊長が現オーナーのお父さん。SMFにかかわった人や単語がウィキペディアに載っていたりしたらもうこんな感じ→ヾ(〃> _ <)ノ゙鳥肌。就寝したのは0時過ぎ、緊張からか環境に適応できず4時過ぎには起床。ピオレ周辺を散歩←朝はとても気持ちいい。

 戸隠奥社入口にて登山開始式、奥社までゆっくりとした滑り出し。登山口序盤から結構ハードな急登に思えたけど班編制と班長(吉本さん)のペースのおかげで息切れることなく"蟻の塔渡り"に到達。今回はエスケープルートで安全に回避したけど、いつか歩いて渡れる事を切望。続けて"剣の刃渡り"一時狭いとこに気おくれしたが帰りはスムーズに歩けた。

 下山後、再び「アゼィリア飯綱」でリフレッシュ。スタッフだけのピオレに戻っても宴会と大蔵隊長のドキュメンタリー上映会(DVD買っちゃたけど)前日に増して寝たのは2時ぐらいか。

 翌15日、荒倉山(信州百名山)。伊澤さん班長、私SL(初)。と役割は有ったような無かったような。田辺先生による"紅葉伝説"や戸隠地質化石博物館内での解説もさる事ながら声の良さ(トーン)羨ましい。SMFに参加されている方々は、なんと言うか多岐に博識な方々が多いような。山の事は勿論、そこに付随する事柄も「へぇー、フムフム」って関心しちゃう。今回は茨城の白石さん、地質〜、建物の構造体〜、スパコン〜と話題が多岐にわたる。アンデス山脈に1ヶ月ほど行っていたと言うし何をやっていた人なのだろう。

 そう言えば、ピオレオーナーの吉本さんも2週間ほどかけてヨーロッパの山々7峰登頂したって言っていたけど、結構ハードですよねって聞いたら「天気がよかったので」との返答だったけどそう言うものなの? 謙遜?

 自身3回目となるSMF。1回目の苗場山は登山道が川になった、2回目唐松岳は雨で登頂中止になった。今回は期間通してとてもよい天候に恵まれたと思う。遠くから来られている方々に満足いく山行になっただろうか?と少しだけ思うようになった。

 


第16回坂口登山フェスティバル

飯縄山・戸隠山大会


飯縄山2班 班長

ハイキングクラブ山睦

石川 祥子

 フェスティバル初日、晴天ギラギラ太陽のもと私の大好きな戸隠へとむかいます。尊敬神社として心のよりどころとしている戸隠神社で御祈祷を受けられ、お神楽まで拝観できるなんてなんというluckyでしょう!お神楽はお腹に響く太鼓や繊細な笛の音にのせた厳かな4座で、中でも「天の岩戸開き」にちなんだ舞は神話を彷彿とさせ、アメノタヂカラオノミコトが岩戸を押し開き迫力満点!まさに圧巻でした。

 その後の直会では登録有形文化財になっている趣のあるお宿「極意」さんで季節のお料理と『ボッチ盛り』の美味しいお蕎麦を堪能しました。ああ、幸せ。

 アゼィリア飯綱に移動後みなさんをお出迎えです。懐かしいみなさんをお迎えするあの瞬間はスタッフ冥利につきる最高に嬉しい瞬間ですね~。

 講演会は席が足りなくなるほどの盛況ぶりです。写真を撮られる方や熱心にメモと取られる方と遠方からの移動の疲れを感じさせない熱気にみちた3時間でした。

 2日目、登りなれた飯縄山へ。鳥居をくぐり一、不動明王 二、釈迦如来 三、文殊菩薩…と進みますが皆さんとワイワイ登るせいなのか、いつもの飯縄山がまるで別の山のように感じるから不思議です。厚い雲に覆われてしまい大好きなあの景色を皆さんと分かち合うことが出来ず残念でした。頂上にはびっくりするほど大量のトンボが出迎えてくれ、さらにびっくりするほど美味な「冷汁」が疲れを癒してくれました。ごちそうさまでした。

 そして、未熟リーダーの私を、2班のみなさんがあたたかく見守って下さり無事戸隠スキー場に下山することができました。また、山における本当の意味での「気遣い」というものを見てとても勉強になりました。2班のみなさん本当にありがとうございました。

 大蔵隊長のナンダコートの報告講演や中嶋先生の安全登山についての講話いずれも内容が濃いにもかかわらず時間が足りず、申し訳なく残念でした。

 3日目、鬼女もみじの里へ。荒倉山と博物館見学は戸隠地質科学博物館の館長田辺さんのわかりやすく楽しい解説のもと、戸隠登山チームと一緒に語らいながらの楽しい時間となりました。

 3日間お天気も良くて日常生活をはなれて楽しく時間を過ごさせていただきました。来年のフェスティバルが今から楽しみです!

 ご参加くださったみなさん、顧問、スタッフのみなさん、素敵な時間をありがとうございました。

 


飯縄登山をして


飯縄山3班 班長

ひまわりの会

小池まさみ

  私にとって、地元の山。長野市内の小学5年生が登る山。1917m ひくいな と覚える。

大人になってあらためて登ってみて、けっこう大変だなぁと思った。それなりに歩いて、晴れていれば景色も良く達成感もあるので、私にはちょうど良い山だ。

 今年は梅雨明けが早く、SMFではめずらしく晴天の登山。今回私は3班の班長? さて、どうしたらいいだろう。坂口先生のペースに私達がついて行こうと決めて、先生に先頭を歩いていただき、少し時間はオーバーしたものの、頂上まで行かれました。すごい達成感!! うれしかった。

 頂上では、遅くなった私達を、宮坂さんと清水さんが ひや汁を作って待っていてくれた。少し遅いお昼、ひや汁とおにぎりがおいしかったね。

 残念だったのは、頂上からの景色がいまいちで… ほんとなら アルプスや富士山や野尻湖が見えるんですけど〜って!! 久保ちゃんいるのに雨降っていないだけいいよね。

がんばって、西登山口へ下山。

 私は、山小屋はキライで、下山してのお風呂最高!! 来年の17回はどこかしら? 楽しみにしています。

 


晴天のSMF


SMF賑やかし隊長

長野山の会

宮坂 浪子

 一週間前の大雨が信じられない様な晴天の日々、13日の戸隠中社での太々神楽奉納では、社殿脇の滝よりの冷気で鳥肌が立つ程の寒さを感じつつ、天の岩戸他の舞を拝見し、代表の方々による玉串奉納で登山の安全を祈願していただきました。

 地元に居住しておりましても、神楽を拝見する機会が無く珍しい舞を興味深く、楽しいひと時でした。

 14日は飯縄山の登山に参加、今年は冷や汁を振る舞うことに決まり、献立の品々を各斑の皆さんに荷揚げを御願いし、頂上にてアイス入りの冷や汁を食べていただきました。皆さんのご協力に感謝いたします。

 坂口主宰は高齢をものともせず登頂され、私達は感銘し、頑張らなければと、改めて考えさせられました。

 山頂ではトンボの大群が舞い、お陰で虫が居なくて助かりました、トンボが食べてくれたのかな? 山頂では四国の西田さんご夫婦と関東在住の息子さんが待ち合わせ、すれ違いにならなくて合流できよかったです。

 15日には荒倉山の鬼女紅葉の洞窟や化石博物館など、地元に居ながら初めての場所を見学することができ楽しく過ごしました。

 昨年の唐松の雨山行を想うと、今年は晴天でよかったです。全国各地から大勢の皆さんご参加くださいましてありがとうございました。

 


第16回 坂口記念フェスティバルに参加して


大会実行委員会 会計主任

長野緑風クラブ

清水 静代

  晴れました! 登山日、今年は大丈夫と思いながらもまずは嬉しい。

飯縄山南登山口から3班、2班の順で歩き出しましたがすぐに2班が先頭に。2便のバスで登山口に着いた1班も瞬く間に追いついて、お先にどうぞ。私たち3班はマイペースで一不動、二釈迦、三文殊と石仏を数え、休憩を取りながら十阿弥陀まで順調に登りました。でも無線で2班が鎖場を通過と聞いてちょっと焦りました。私は山頂で作る冷や汁の容器や材料の一部を背負っているので最後から行くのはまずいと思ったのです。中嶋さんに先に行くようにと言われ、ここで3班を離れて2班の後を追いましたが、ひとりは心細くオーバーペースになりそう。途中、鹿を呼んでいるおじさんが居て和みました。鹿も返事をするんです。ホント。

 西登山道との分岐を過ぎると山頂が見え、先を行く班の姿が見えてほっとしました。

 なんとか宴会部長、浪さんのグループに追いつき冷や汁に間に合いました。今回、冷や汁の材料、水、氷を参加者の皆さんに持っていただきました。調理も手伝っていただき助かりました。皆さんの協力なしでは美味しい冷や汁はできませんでした。本当に、本当にありがとうございました。下りでも荷物を分担していただき申し訳なく、でもありがたかったです。

 11時30分に1、2班が瑪瑙山経由で下山して行きました。私と浪さんが残って3班を待つ間、他の登山者の方にもおすそ分けして喜ばれました。山頂はトンボが空いっぱい飛んでいて驚き。曇り空で周りの山が見えず残念でしたが、あの大群には見とれました。3班も無事に到着し、昼食と記念撮影の後12時30分に下山を開始しました。瑪瑙山のルートは自信がなく、相談の結果西登山道を下ることにしました。下りは長い。特徴のない道をひたすら下って、祠と鳥居が見えた時は着いたかと思ったけれど、そこからの林道もけっこう長い。「バスが待ってるよ」と聞いた時は嬉しかったです。

 最終日は田辺さんの案内で荒倉キャンプ場から鬼女紅葉の岩屋まで歩きました。途中に釜壇岩、屏風岩、舞台岩、化粧水など紅葉伝説にちなんだ場所がありました。うっそうとした森のなかで本当に何か出てきそうな雰囲気ですが、田辺さんの声に圧倒されて何も出ませんでした。竜虎隧道の入り口から林道を歩きキャンプ場に戻る途中、マタタビの実を拾いウチのニャンコのお土産に。喜ばれました。 戸隠地質化石博物館では、大地は今も動き続けている事を知りました。興味深くまた怖くもありました。

 3日間、雨の心配をせずに過ぎました。久しぶりです。西日本豪雨災害とそれに続く猛暑の中でしたが大勢の方とお会いできました。また、たくさん助けてもいただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 


夏の思い出(番外編)


うたごえコーディネーター

神谷 ありこ

 天気予報が気になる日々。なんと言っても今年の開催地は飯綱山、地元中の地元。全国の皆さんには笑顔でお帰りいただかなくては、と数日前からヤキモキしていましたが、お天気には恵まれそうだとホッと一安心。

 涼やかな高原を満喫していただこうと当日を迎えましたが、容赦なく照りつける太陽さん、張りきりすぎ!とてもとても涼やかとはいきません。かろうじて、宴会場はクーラーが効いていて良かった!、、、、、、、、!!!!!と、思ったのも束の間。音響のセッティングをしながら、準備されるお皿やコップを眺めていると、なにやら不吉な予感。これはもしや!! あの旅館の宴会場では定番中の定番、必須アイテムの卓上七輪ではないか!ま、まさか!

 乾杯も終わり、冷たいビールを堪能される皆さん。私の心配を物ともせず、親切なホテルのスタッフの皆さんは、100台ものオリンピックの聖火台に次々と火を点して下さり、皆さんに熱々の焼肉を召し上がっていただくことができました。

 かくして今夜も熱い暑い交流会の夜は、ほら貝の音とともに更けていくのでありました。

 めでたしめでたし。

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 というわけで、今年も坂口登山 フェスティバルが無事終わりました。 歓迎会とお別れ会の参加でしたが 楽しく、 懐かしく 、年中行事となっております 。坂口主宰が91歳で 飯縄山山頂に立たれたことは とてもびっくりしました 。日々の時間の経過の中で それぞれの状況も 変化していきます 。そんな中で 第16回を無事に終えられたことは とても素晴らしいことです。 継続は力なり、皆様のおかげです。ありがとうございました。

 


第16回 坂口登山フェスティバルを終えて


大会事務局長

ひまわりの会

矢沢 裕子

 飯縄山・戸隠山での第16回のフェスティバルを晴天の下、無事に終えることが出来たことに安堵しました。

 まずは戸隠神社の太太神楽:だいだいかぐら「神社の祭礼の時、神様に捧げる歌や舞の総称」を奉納し、登山の安全祈願をしました。どこか荘厳で見応えのある舞、舞台そでの滝からは自然の涼しい冷気が下界とは空気感が違い、神様が宿る特別な空間なのだと思いました。

 戸隠山は実力あるガイド、リーダーさん方のもと安全登山を実践いただき、満足感・達成感があったとの声を多くいただくことが出来ました。飯縄山は市民の山として身近に感じる山なのですが、思ったよりも登りごたえのある山だったようです。山頂でのスタッフのおもてなし冷汁が好評だったほど、日中の暑さはバテてしまう一因だったようです。そんな中での坂口主宰の91歳での飯縄山完登、素晴らしいですね。「今回は現状の自分の体力や技量を試してみたかった。」とおっしゃっていました。細くても長くお山に登り続けられる身体づくりや気力、秘訣をお聞きしてみたいものです。

 恒例となった前夜祭も大いに盛り上がり、楽しいひと時を皆さまと共に過ごすことが出来ました。大変嬉しかったです。恒例が高齢にもなり、どこかありきたりの一場面の尊さや愛おしさを感じました。参加者の皆さんも顔なじみがほとんどになり、皆さんの楽しそうな様子は本当に嬉しいです。

 最終日は観光コースに同行させていただきました。そば畑のそばの花はちょっと遅めなのが残念でしたが、これが戸隠ならではの有名なそば畑と山脈の景色に気持ちは清々とした解放感にひたることが出来ました。改めて戸隠神社参拝をして、戸隠地質博物館へ。戸隠地質博物館での特別展は坂口主宰が長野国体の審判長をされた当時の写真資料があり、何か巡り合わせを感じました。

 来年の計画も創めています。信州真田の里、菅平、根子岳がメインで真田氏の発祥の地です。上田城を含め、真田幸村の里特集となります。地元ならではの名所やお山も含め、歴史にも触れていただき、また新たな発見をしていただけたらと思います。来年もまた皆さんの弾ける笑顔がみたい!と張り切っています。どうぞよろしくお願いします。